屋久島島内一周ドライブ


○ 登山年月日 平成14年4月15日  晴
 登山メンバー 殿川紘史  (単独行)
 主要ルート 民宿(8:40)―>(8:50)枕状溶岩(9:00)―>(9:15)「屋久杉自然館」「屋久杉世界遺産センター」(11:00)―>(11:30)トロ−キの滝」(11:50)―>(12:00)千尋の滝(13:00)―>(13:15)平内海中温泉(13:20)―>(13:40)屋久島青少年の村(15:00)―>(15:30)大川の滝(16:00)―>西部林道(17:30)ー>(17:30)屋久島灯台―>(17:40)永田浜(18:15)―>(18:30)志戸子ガジュマル園(18:45)―>(19:20)民宿:かつまた(泊)
 所要時間 10時間30分  <AM8:30−PM7:20>

                  
       < 屋久島全島概念図 
  
   島の外周道路主体のドライブ記録
                  

5時40分目覚め・6時起床。 6時30分朝食しながら「マスターズゴルフTV放送」観戦。8時レンタカ―「鹿―40 わー344」が届けられ、8時40分 民宿をチェックアウト。 5時40分目覚め・6時起床。 6時30分朝食しながら「マスターズゴルフTV放送」観戦。8時レンタカ―「鹿―40 わー344」が届けられ、8時40分 民宿をチェックアウト。 屋久島の海岸線を一周する県道(# )を右周りするコースを辿り、 屋久島空港に立ち寄り、島の空港の雰囲気を感じて直ぐ県道に戻り、間もなく、左手に「枕上溶岩(俵状溶岩)」の標識を見て、その前の観光施設の駐車場を拝借して駐車。 標識に従い徒歩で5分程度で海岸に到着。 そこで注意深く探すと「俵状の溶岩らしき岩」を見つけた。  発現の根拠は簡単に標識にあった。  「安坊港」から「屋久杉ランド」方面に右折・道は広いが海岸線に分かれて、島の内部に向かう。9時過ぎ「屋久杉自然館」に入館。 丹念に展示品を鑑賞しつつ要所デジカメで撮影。 側の「屋久島世界遺産センター」に入館後、配分時間オーバーで急いで11時に退館。 自然観内部は2時間くらいかけると全貌を観察できるが諦めざるをえなかった。
再び幹線道路に出て「トロ−キの滝」に向う。 迂闊のも望遠ズームレンズを車内に忘れて近づけず、やむを得ず、広角レンズで直接海に落ちる「小さく見える滝」を撮影(写真)して踵を返す。 この滝の特徴は、直接「海に流れ落ちる」ことにある。 滝の上を跨ぐ県道の橋げたの赤色は周囲の緑・滝の白といいコントラストを形成していた。 
屋久杉自然館建物:屋久杉の幹を造型したデザイン? トローキの滝:海に直接流れ落ちる

12時に「千尋の滝」に向う。 滝を過ぎて直ぐ、右折して「モッチョム農道」に入り、やや細くなった日を辿り、「千尋の滝」の駐車中へ。 「千尋の滝」の展望所まで歩き、目を見張る光景に驚いた。 1枚岩の花崗岩が40度位の角度で谷底まで続き、その奥には水量豊かな滝が一枚岩のツルツルの花崗岩から流れ落ちる景色は素晴らしく、更に屋久島の深い山々が背景に迫る。 写真からも奥に更に小さき滝が見える。 宮之浦岳登山口の一つの「淀川入り口」付近を源流とする「鯛の川」下流部の急流なす3つの滝の最下部にある最大の滝である。 最上部の滝は「羽衣の滝」で此処の展望所からは鑑賞できない位置にあるらしい。 その展望台からの眺めに飽きたらず、階段を下り「一般人立ち入り禁止」の表示も見えず「滝壷」近くまで下りた。 流石、間近いに見る滝坪は凄い!!  ありとあらゆる角度から「千尋の滝」を撮影。 50枚近くの写真を撮り、急坂を戻り展望台に出て、更に駐車場側の海岸線を見渡せる「展望台」にて昼食。 果物(屋久島ミカン)・コーヒー+手製の弁当で空腹を満たす。 眼下の海岸線の荒々しい磯と白波、其の内側の農耕地帯が見える。

「千尋の滝」展望台からの眺望 滝壷近くに下りて撮影

巨大な一枚岩の花崗岩をすべるように 奥に更に一つの滝が見える 「千尋の滝」展望台の眺望

ノリウツギ キジムシロ  薄紫の花:??? 不明:「渡良三島」と同じ花

13時15分、平内の「平内海中温泉」に立ち寄る。 丁度干潮で5−6人が入浴中、勇敢な若い女性も一人。 時間の都合にして入浴せず。 本音は時間不足が明瞭だから・・・・。

平内海中温泉:干潮時に入浴可能(無料) 近くの石への落書き この光景に入浴断念:何故かは想像を・・

13時40分、栗生の「屋久島青少年の村」を訪れ、栗生川口の「カマゼノ鼻」のサンゴ礁で沢山の種類のサンゴが散乱している浜を散策。 砂状のサンゴ浜に屋久島特異種の「グンバイヒルガオ」「ツキイゲ」を発見。 北方の海岸の先に「西部林道」を包む「屋久島原生自然環境保全地区」に指定された「照葉樹林原生林」が望遠される。

<屋久島青少年村の海岸:前方は西部林道方面>   <屋久島青少年村の海岸2散乱する珊瑚の死骸>

可憐な花:露草に極似? 天然記念物:グンバイアサガオ 巨大なセリ科植物:ミヤマシシウド?

  

栗生部落の外れの「シャクナゲの森公園」をスキップ(満開を過ぎたと聴いて)して15時30分「大川の滝」着。 駐車場から数百メートル離れたH=60mの滝の音が聞こえる。 晴天が続いているが滝の水量は噂の如く凄い。 もし大雨直後なら近づけないかも知れない。 飛沫で肌寒さを感じた。 若いカップルが熱心にお互いを撮影して仲々ベストポジションを譲って呉れなかった。 「ツーショット写真」撮影を申し出て数枚を撮影した。 ヤット現状に気が付いてその場を離れた。 間違いなく「二人の世界」に入り込んでいたのだろうか? 縦・横のあらゆるアングルから撮影して「大型車通行不能の西部林道」にはいる。

大川の滝案内碑 60M余の高さ:滝最上部 大川の滝:滝壷部分

大川の滝全貌:物凄い水量・水音 糸を引く様な綺麗な水

  

道は細く左の海岸も右の国割岳(1323m)も殆ど見えない照葉樹林帯を暫く進み、第一・二河原橋で海岸から一直線に突き上がる山頂まではじめて展望できた。 その直後「ヤクシカ」」が道路を横切り、急いで助手席のカメラで二枚撮影下ところで走り去った。 直ぐ後で「ヤクザル」の大群(>20匹)が道路を我が物に占拠し、多くの小猿も山側の傾斜面で何か盛んに拾いながら忙しく口に運ぶ。 停車して15分間で数十枚を200〜500mm望遠レンズで撮影するも全く気にせず動かない。 痺れを切らして「遠慮」して道を空けて貰い、「そろりそろり」と車を動かして通過したが全く無視された。 「日光の猿軍団」の横暴振りと比較すると雲泥の差だ。  世界遺産指定と自然観照ブームで毎年末増え続ける観光客が「素朴な=自然のヤクザル」を「日光ザル軍団」にしてしまうことの無い事を祈りたい。 素晴らしい自然の中の野生ヤクザルを堪能させて貰った。 

西部林道入り口部から南南西方面の海岸 太鼓岳・大太鼓岳の巨大な岩山 ヤクシカ普通の半分のサイズ

ヤクザルの大群が道路を占拠 側にいても全く無視された 道路の真ん中でコザルの毛繕い:母の見本

屋久島灯台(永田灯台)からはやや高い夕陽が春霞の海面を照らし始めた。 幹線を離れて「灯台」への側道に入るも目的の灯台は施錠され近づけず引き返す。 全く人影はない。  日も暮れそうで、残りの立ち寄りスポットと時間の計算に狂いが生じそうだ。

屋久島(永田)灯台:島の北西部半島  日没前の残照 去年の実と新芽:名前不詳

 

海亀の産卵場所」で有名な「永田前浜」も早すぎるシーズンで通過。 永田部落の入口となる永田岳から流れる永田川の水面に映る夕陽で赤茶色の「永田岳の絶壁」をカメラぶれを心配しながらスローシャッターで撮影。 永田浜から永田川に沿い20分ご稜線上を延々と歩く事「11時間30分」で1886mの永田岳山頂に登山可能なルートがあるが、勿論、山小屋泊の荷物を背負うと余程の頑健な経験者しか利用できない距離・時間・高度差(1886m)である。 20キロを背負って登れる体力が欲しい!! 永田川の水面に映る永田岳を眺めて幻想に浸って、現実的な永田浜からの山頂登山を考えて現実の厳しさに戻った。

灯台付近の残照 永田浜から:「永田岳」の夕焼け        永田川に写る荒々しい永田岳の残照

永田岳のピーク部分:荒々しい「永田岳ピーク」(1886m)の特徴が顕著に見える:「永田歩道」で直登して11時間30分

18時過ぎ「永田いなか浜」で駐車して「夕陽」の撮影。 絶え間ない荒波で洗われた「浜の石」は殆どが丸く、一人の男性が丸い石を探しながら同じ大きさのものを集めていたが庭石用かしら??

  

<いなか浜の夕陽> 日没と共に開花した花

18時30分「ガジュマル公園」の志戸子部落に到着した時は、日没直前ながら、お願いして¥200で入園の許可を得た。 噂以上に大きいガジュマルの「垂れ下がる根」や「根の集合体」が幹を形成するような形態は「亜熱帯林」の景観 20分でザット鑑賞・撮影して退園。  ISO感度=1600にセットして極めて遅いシャッターでヤット手持ち撮影。 多分ダメ覚悟

 <志戸子「ガジュマル公園」:夕方で薄暗いガジュマル園内> ISO:1600、1/15秒でヤット手持ち撮影

レンタカーへのガソリン給油後19時過ぎ宮之浦から安房よりの「小瀬田部落の民宿:かつまた」に帰着。 19時40分−20時過ぎまで「定番+豆腐」の夕食。 就寝前に全ての荷物をザックから出して整理。 残る食料で十分種子島滞在可能を確認。 パッキングして入浴。   9時過ぎに長崎の節子姉に電話して、5月5−10日頃訪問の予定を告げる。 レンタカー走行距離=130KM。 総歩行数=13,300歩  自動車利用は歩数が少ない!!