大曲全国花火競技大会見物の背景 |
北海道の友人に急に見物の声を掛けられ、初めての大曲花火大会への見物の為、一つ返事でOK。 直ぐ「インターネット」で「大曲の花火」を検索してビックリ!! 凄い見物者数の為に「宿舎」「駐車スペース」「大曲市内道路」は想像を絶する混雑。 人口3.9万人の大曲市に60-70万人が押し寄せることによる。 主催者側の運営方針で22日から市内の主要道路の至る所が交通規制される。 其の情報で、一日早めて、23日(土)開催に対して、宇都宮を21日午後2時に出発、23時到着して、所謂「駐車場スペース」確保に奔走。 運良く「大曲橋の橋下駄直下」に1台分のスペースを確保。 以後24日早朝までじっと動かず3日の車中泊。 毎日、早朝は寒い位の快適な無料ホテル兼見物席でした。雨にもかかわらず「キャンピングングカー」の「サイド・オーニングのテント」の下で全く濡れずに鑑賞しました。 最初の写真撮影で「花火撮影」の難しさを体験。 実物を見た人には比べ様もない出来ですが、800枚強から300枚弱に絞り「スライドショー3部編」にまとめました。 |
大曲全国花火競技大会情報 |
【日時】 8月23日(土)午後5時〜9時30分 第一部: 昼花火の部 (五号早打五発): 午後5時〜5時50分 第二部: 夜花火の部 :午後6時50分から9時30分 【場所】 県大曲市内 <雄物川河畔> 【表彰】 確認せず 【大曲の花火大会の歴史】 末尾に記載 【競技種目の説明】 末尾に記載 |
雄物川河畔の花火競技会場風景 |
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雄物川河畔の風景:右岸は【桟敷席】と【一般観覧席】・左岸で打ち上げ:見物は大曲橋左岸の橋げた直下 |
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左岸奥の西山の夕日(前日:22日) | 雄物川川下側 | 左岸河原の駐車スペース |
花火大会前日の22日は時々晴の天気。 当日の天気予報は花火の始まる夕方から雨模様。 午後2時頃から急速に曇が低くなり、雨を感じさせる天気に変る。 昼花火の部が開始される5時前から小雨。 大会宣言と同時に小雨が本格的な雨となる。 5時50分に終了する頃には雨は止んだ。 |
昼花火の部の競技作品写真の一部 |
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昼花火の部の競技作品群:優劣に判断は全く見当さえつかなかった |
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昼花火の競技作品 | 雄物川右岸の桟敷席:長さ約1000m(駐車中のテントより) |
午後6時50分の開会宣言の前から雨が降り始めた。 作品#1がスタートすると同時に其の雨が強くなった。 作品の後半に連続早打ちになるとその音と同時に、雨も調子も上がった=雨が強くなったのは何とも皮肉に感じる。 幸いにも橋げたの下とキャンピングカーのサイドテント(サイドオーニング)で雨に濡れずに花火を鑑賞出来ることは誠に幸いだ。 2日前の場所確保成功!! |
夜花火の部の競技作品写真:#1 |
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夜花火の部:出品作品群 #2〜#3 |
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夜花火の部:出品作品群: #4 |
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以上が参加企業#1〜#6までの花火写真です。 アクセスを容易にするために全体を3分割します。 下記の<第2編> (参加企業:#7−#12)、<第3編>(参加企業:#13−#18)をクリすくすれば、同様にそのスライドショーをご覧いただけます。 |
『スライドショー』は下記をクリックするとご覧に慣れます。 手順は以下の通りです。 |
大曲の花火大会の歴史 |
大曲の花火大会は明治43年8月26日、仙北新聞社(現秋田新聞社)によって創設され、その後大曲花火協会、大曲町主催を経て現在の大曲市・大曲商工会議所・大曲市観光物産協会主催に至っています。 この間戦争などでの中断がありましたが、今回の大会で77回を迎えます。 大曲の花火が名実ともに全国一と言われるように背景には、大曲市民が花火を愛好し、花火に対する理解が深かったことが挙げられます。 もともとは郷社諏訪神社の祭典に全町あげて花火を奉納したものが原点となり現在の花火大会となっています。 また、大曲仙北地方一帯にはもともと煙火店が多く、したがって各店が競い合って花火の品質を高めていきました。 本大会に出場する全国の花火師達は、はるばる大曲に来て精魂込めた花火を自らの手で打ち上げます。 其の真剣さはまったく他には見られない本大会の一大特色でもあり「腕をふるう競技の殿堂」として花火師から認知されています。 また花火は、観客席から雄物川を挟み西山を背景に打ち上げられ、余分な背景色がない全国でも屈指の花火鑑賞地とされています。 |
競技の説明 |
全国花火競技大会は、昼花火の部では「5号早打ち5発」、夜花火の部では「10号割物(尺玉)二発」と「想像花火」によって、参加27社の花火師によりその競技が競われます。 【昼花火の部】 昼花火の競技は、全国でも大曲だけとなりました。 昼花火は、雅趣に富んだ見応えのある花火で、音から花火通の粋人が好む花火でした。 煙竜<煙物>や割物で競技を行います。 煙竜<煙物>は夜の光の代わりに色煙<紅・黄・青・緑・紫など>を駆使して色彩豊かに空に模様を描き出すものです。 この花火のポイントは模様の多様化と色彩を鮮明に描き出すことにあります。 割物は夜の割物花火とまったく同じ手法で、光の代わりに色煙で牡丹や菊をあらわすもので、夜の割物花火と同じように非常に手の込んだ技術にも高度なものです。 この花火のポイントは、花火の形と鮮明な色彩にあります。 【十号割物の部】 割物10号2発のうち一発目の玉は「芯入割物」にして課題玉とし二発目は前記以外の創造的な物を自由玉とし総合点で評価します。 課題玉は三重に開く「八重芯」、四重に開く「三重芯」、最近では「四重芯」等も出てきています。 自由玉は「千輪」「冠菊」「小割模様」等があります。 それぞれに開く花火は、より精巧に「整」を追求し完璧な調和美を描き世界一華麗な芸術美を作ります。 まさに、技術伝統を誇る究極の花火列伝となっています。 【創造花火の部】 創造花火とは、創造の名のごとく従来の丸型の概念を破った花火。 昭和39年(1964年)の大曲全国花火競技大会から全国で初めて取り入れられた花火で、秋田県大曲市が創造花火の発祥の地です。 元大会委員長の故佐藤勲氏の考案により、打ち上げ花火にテーマをもうけて形態、色彩、リズム感、立体感など花火師の創造性を追求したものです。 |