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大曲市花火競技大会関連情報 |
スライドショー【第1編:競技会前日の会場風景】 | 第2編:昼花火競技会作品集 |
花火競技会作品集・会場風景 | 第1編 第2編 第3編 第4編 第5編 第6編 第7編 |
【大曲花火競技大会見学の背景】 |
【第77回:去年の見物の背景】 直ぐ「インターネット」で「大曲の花火」を検索してビックリ!! 凄い見物者数の為に「宿舎」「駐車スペース」「大曲市内道路」は想像を絶する混雑。 人口3.9万人の大曲市に60-70万人が押し寄せることによる。 主催者側の運営方針で22日から市内の主要道路の至る所が交通規制される。 其の情報で、一日早めて、23日(土)開催に対して、宇都宮を21日午後2時に出発、23時到着して、所謂「駐車場スペース」確保に奔走。 運良く「大曲橋の橋下駄直下」に1台分のスペースを確保。 以後24日早朝までじっと動かず3日の車中泊。 毎日、早朝は寒い位の快適な無料ホテル兼見物席でした。雨にもかかわらず「キャンピングングカー」の「サイド・オーニングのテント」の下で全く濡れずに鑑賞しました。 最初の写真撮影で「花火撮影」の難しさを体験。 【第78回:平成16年度】 去年8月、北海道の友人に急に見物の声を掛けられ、初めての大曲全国花火大会への見物をして1回で病み付きになり今年は友人にも声を掛けて合計5名のパーティーで大曲市雄物川河原駐車場に大会当日の2日前の8月26日の夕方到着した。 勿論、秋田市内も含めて宿泊施設は皆無となるために、キャピングカーに一切の生活必需品・写真撮影用機材・テント(2張)を満載した。 去年の経験を生かして、雨の場合でも見物・撮影に困らぬ様に「大曲橋橋脚直下」部に車を入れ、その横に生活用品(炊事用具・テーブル)を配置し、前面に「休憩・見物用シート」と「テント」を設営。 |
大曲全国花火競技大会情報 |
【日時】 8月28日(土)午後5時〜9時30分 第一部: 昼花火の部 (五号早打五発): 午後5時〜5時50分 第二部: 夜花火の部 :午後6時50分から9時30分 【場所】 県大曲市内 <雄物川河畔> 【表彰】 確認せず 【大曲の花火大会の歴史】 末尾に記載 【競技種目の説明】 末尾に記載 【花火図鑑:花火の種類の説明】 末尾に記載 |
全国花火競技大会前の会場風景:雄物川河原 |
大曲市中心を流れる雄物川の河畔に繰り広げられる全国花火競技大会も今年で第78回を数える。 去年初めて見物してその花火の素晴らしさに1回で病み付きになった。 撮影した写真をHPに挙げて、来年の見物希望者を冗談の積もりで募ったら、瞬く間に定員の5名になった。 今年の参加者は「福岡市:1名」「大阪市:1名」「東京都:1名」「宇都宮市:2名」計:5名。 大会当日:28日(土)の2日前の8月26日夕方に3名が到着して、雨が降っても「最高の休息と花火の鑑賞が出来る場所」を探して、大曲橋・左岸の橋脚下を選んだ。 既に殆どの橋脚下のスペースは陣取られていたが、唯一空いていた場所が在った。 河原駐車場道路側にキャンピングカーと大阪の友人のワゴン車を置き、その奥に生活用スペース(炊事場所)を取り、更に前面に観賞用座席とテントサイトを設置。 今年は快晴が続いたが、橋脚下の為に太陽光線は早朝と夕方の1時間のみで日中は全部日陰となる最高の場所だった。 河原を吹き抜ける風は常時5−6m/秒吹くので、日中も高原の様な涼しさで、まるで避暑気分だった。 夕方〜夜はむしろ寒いくらいで車の中もテントも、上掛け以上の布団が必要だった。 3−5人の食事は十分に持ち込んだ食料・水で全部自炊。 小生がメニュー・調理も担当するコック役を約束通りに実行した。 駐車場兼花火鑑賞場所となる「大曲橋左岸北側駐車場」はテントサイトも兼用可能の指定地の為に、2日前お26日夜には車が数十台、翌日27日夕方には80%の駐車スペースが埋まった。 翌28日(競技会当日)には車両通行止めの為に、遠隔地に駐車した見物人が押し寄せる風景になった。 その様子を写真で「第1編:全国花火競技大会前の会場風景」として紹介する。 「第2編:昼花火」、第3編以降を「夜花火」として纏めて此処に掲載する。 |
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快晴の雄物川花火会場の「大曲橋左岸北側橋脚下」に陣取ってキャンピングカーとワゴン車を道路面に置き、中央に生活スペース(炊事等)、前面に「花火鑑賞用座席」と「テント」を設営した。 涼しい風が終日吹く抜け、日中は殆ど日陰の最高の場所だった。 |
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花火会場(打上げ場所)に面する前面は見物用スペースで日中は昼寝場所。 河原の草叢にはこんな綺麗な花が咲く。27日夜は駐車場は殆ど満杯状態。 殆どの人達は毎年遣って来る常連で、2日間の生活用品全部(簡易トイレも含む)車に乗せて快適な環境を各自設営しており、「一大キャンプサイト」が出来上がっている。 |
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夜中の喧騒が心配されたが、何の規制も無いようだが、整然とした雰囲気が守られ、夜中に騒ぐ不届き者は皆無だった。 唯一の騒音は河原の駐車場に入って来た車が駐車スペースを探し回る車輪の音だけで、十分な熟睡が取れた。 |
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競技会当日:午後2時〜3時頃の正面スタンドを反対側から望遠レンズで撮影したのが、上部の写真である。 花火打上場所は会場の正面・雄物川を隔てた広大な河原の草原に設営され、写真のサイドは正面は「有料桟敷席」で川に沿って略1000mにも及ぶ。 これらの桟敷席は全部予約され、1年前から確保され始めるそうだ。 年々「有料桟敷席」の範囲が拡大して、無料見物スペースは狭まり、中心から外れ太部分と桟敷席の背後の「堤防傾斜面」のみのようだ。 |
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午後2時頃は桟敷席には隙間が多いが、花火開始1時間前には全部人だかりに成った。 無料ス−ペスの陣取りは許されず、当日その場に座り続けないと、敷物だけの時は「花火競技会運営者」によって引き剥がされると聞いた。 大曲市人口の10倍以上が詰め掛ける「全国花火競技大会」ならではの会場風景である。 |
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駐車場・見学スペースと花火打上作業スペースの間は十分な保安距離が確保され、そのパトロールも頻繁で、車道規制 も行き届き、素晴らしい「花火競技大会運営技術」だと感心してしまう。 この雄物川河畔の湿原・草原には「ツツガムシ」が沢山生息する為に、見物スペースを越えて草叢に入ると危険だとの看板がある。 花火の暴発は当然怖いが「ツツガムシ」も相当に怖い!! 午後5時から「昼花火の部」、午後7時から「夜花火の部」が始まる。 |
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大曲の花火大会の歴史 |
大曲の花火大会は明治43年8月26日、仙北新聞社(現秋田新聞社)によって創設され、その後大曲花火協会、大曲町主催を経て現在の大曲市・大曲商工会議所・大曲市観光物産協会主催に至っています。 この間戦争などでの中断がありましたが、今回の大会で77回を迎えます。 大曲の花火が名実ともに全国一と言われるように背景には、大曲市民が花火を愛好し、花火に対する理解が深かったことが挙げられます。 もともとは郷社諏訪神社の祭典に全町あげて花火を奉納したものが原点となり現在の花火大会となっています。 また、大曲仙北地方一帯にはもともと煙火店が多く、したがって各店が競い合って花火の品質を高めていきました。 本大会に出場する全国の花火師達は、はるばる大曲に来て精魂込めた花火を自らの手で打ち上げます。 其の真剣さはまったく他には見られない本大会の一大特色でもあり「腕をふるう競技の殿堂」として花火師から認知されています。 また花火は、観客席から雄物川を挟み西山を背景に打ち上げられ、余分な背景色がない全国でも屈指の花火鑑賞地とされています。 |
競技の説明 |
全国花火競技大会は、昼花火の部では「5号早打ち5発」、夜花火の部では「10号割物(尺玉)二発」と「想像花火」によって、参加27社の花火師によりその競技が競われます。 【昼花火の部】 昼花火の競技は、全国でも大曲だけとなりました。 昼花火は、雅趣に富んだ見応えのある花火で、音から花火通の粋人が好む花火でした。 煙竜<煙物>や割物で競技を行います。 煙竜<煙物>は夜の光の代わりに色煙<紅・黄・青・緑・紫など>を駆使して色彩豊かに空に模様を描き出すものです。 この花火のポイントは模様の多様化と色彩を鮮明に描き出すことにあります。 割物は夜の割物花火とまったく同じ手法で、光の代わりに色煙で牡丹や菊をあらわすもので、夜の割物花火と同じように非常に手の込んだ技術にも高度なものです。 この花火のポイントは、花火の形と鮮明な色彩にあります。 【十号割物の部】 割物10号2発のうち一発目の玉は「芯入割物」にして課題玉とし二発目は前記以外の創造的な物を自由玉とし総合点で評価します。 課題玉は三重に開く「八重芯」、四重に開く「三重芯」、最近では「四重芯」等も出てきています。 自由玉は「千輪」「冠菊」「小割模様」等があります。 それぞれに開く花火は、より精巧に「整」を追求し完璧な調和美を描き世界一華麗な芸術美を作ります。 まさに、技術伝統を誇る究極の花火列伝となっています。 【創造花火の部】 創造花火とは、創造の名のごとく従来の丸型の概念を破った花火。 昭和39年(1964年)の大曲全国花火競技大会から全国で初めて取り入れられた花火で、秋田県大曲市が創造花火の発祥の地です。 元大会委員長の故佐藤勲氏の考案により、打ち上げ花火にテーマをもうけて形態、色彩、リズム感、立体感など花火師の創造性を追求したものです。 |
花火図鑑:<http://www.ldt.co.jp/hanabi/>より転載 |
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