乗鞍山麓・五色ヶ原トレッキング<カモシカコース【滝巡り】>
<第1編:出発点〜久手御越滝>
訪問年月日 平成18年7月29日 <雨・曇>
メンバー 殿川紘史<単独>+ツアー客<6名>
主要コース 【7/29】道の駅(6:00)−>(6:05)水辺公園(6:20)−>(6:40)ツアー出発点−>「乗鞍山麓:五色ヶ原トレッキング<かもしかコース>」(7:40)ー>(8:50)水場−>(9:35)久手御越滝−>(10:05)牛首−>(10:45)池之俣御奥滝−>(11:15)炭木岩−>(11:40)烏帽子小屋(12:15)−>(13:05)青垂の滝−>(13:50)カンバ尾ー>(14:30)横手前ー>(15:15)横手滝展望台−>(15:25)出合い小屋(15:45)−><バス>−>(16:30)出発点(16:50)−>(17:10)栃尾露天風呂(17:50)ー>(18:00)道の駅「奥飛騨温泉郷・上宝」(車中泊)
総合時間 トレッキング時間:8時間50分<AM7:40-PM4:30>
総合時間:12時間<AM6:00-PM6:00>

        五色ヶ原トレッキングコース概念

写真をクリックすれば拡大出来ます スライドショー:【第1部】 【第2部】 【第3部】

【乗鞍山麓・五色ヶ原関連情報】  【概要】  【散策コース】  【アクセス】  

  乗鞍山麓五色ヶ原は、中部山岳国立公園の南端にある約3,000haの広大な森林地帯で山地帯から亜高山帯に分布する植生は、ブナ・ミズナラ・サワグルミなどの広葉樹林やシラビソ・オオシラビソ・コメツガなどの針葉樹林、可憐な花を咲かせる希少な山野草の植生が確認されています。また、多くの渓流と滝、池、湿原のほか、様々な野生動物や野鳥・昆虫が生息し、四季折々の表情を見ることができます。

この散策コースには次の二つのコースが準備されている。  【】の文字をクリックすればコース内容の概要が判ります。
【カモシカコース<滝巡り>】

「五色ヶ原案内所」を出発し、点在する滝と渓流を巡りながら「出合いの小屋」までのコース。手付かずの自然に感動。【所要時間】 1日(約8時間)
【シラビソコース<池巡り>】

「出合いの小屋」を出発し、点在する池の数々を巡りながら「出合いの小屋」へ戻るコース。乗鞍が育んだ自然景観に感動。【所要時間】 1日(約8時間)】   

【乗鞍高原:五色ヶ原トレッキング】の背景

7月23−24日の両日で百名山:「火打岳」「妙高山」の登山を終えて、25日は雨の為に妙高高原で休養し、次の「白馬岳」登山を7月26−27日に終了。 下山した27日夕方から天候も回復の兆しを感じ、宇都宮へ一時帰宅せずに、7月末から8月上旬の「北アルプス縦走」の為に、道の駅「奥飛騨温泉郷・上宝」へ7月27日夕方に来て、休憩と天候待ちをする事にした。 

7月28日は白馬岳登山後の休養と、次の計画:「5泊6日・北アルプス縦走」の準備と天候待ち日として道の駅に待機。駐車場の側のスペースに駐車していた40歳前後の東京から来た人が、この周辺の観光スポットはどんな所が在るかとの質問をした。 道の駅カンリセンター内のパンフレットから「奥飛騨大鍾乳洞」を見つけて、午後2時頃から二人で出掛けた。 7月中旬、この地方を襲った大雨で「奥飛騨大鍾乳洞」へのアクセス道路崩壊で近づけぬ事情を現地で知った。 帰途に「銚子滝」を尋ね、更に#158号道路側の「乗鞍高原:五色ヶ原トレッキング」コース入山口:「ペタンピアスノーワールド」入山口の看板に惹かれて、立ち寄り、明日の天候も良くないので、7月28日のトレッキングコース<カモシカコース>を申し込んだ。  

【栃尾温泉郷:川辺の霧風景撮影】      【栃尾温泉郷周辺地図】 

7月28日、早朝に起床して予約した『乗鞍山麓:五色ヶ原<かもしかコース>』のツアーに参加する為に、午前6時頃、国道#471号を道の駅「奥飛騨温泉郷・上宝」から、栃尾温泉の赤色の鉄橋『宝橋』付近に来た時に、「蒲田川」の流れの上面に霧が立ち込め幻想的な風景が見えた。 現地集合時間:7時に少しゆとりが在ったので、道端に急停車。 急いでカメラ片手に水辺に急いだ。 其処で目にした光景を時間を気にしながら片っ端から撮影した写真を纏めた。 
垂れ込めた雲と水面から立ち上る飛沫と霧が混じって境界の区別がつき難い。
栃尾温泉郷入口に架かる「赤色の鉄橋」が濃い霧の中に霞む様子や、川の中央にある中州に自生する「木々」が霞む景色は幻想的で時間の許す限り、奔り回り数十枚を撮影した。 その写真は『奥飛騨温泉郷:第2編<蒲田川水辺公園>』に纏めて掲載してある。

【スライドショー:第1部】
道の駅「奥飛騨温泉郷・上宝」で車中泊。 5時45分起床。 前日予約した「乗鞍山麓:五色ヶ原<かもしかコース>」のツアー集合場所へ車で駆けつける。 「ペンタピアスノーワールド」五色ヶ原案内センター駐車場に6時40分に到着。 車内で朝食の五目飯を暖めて食べる。  受付を済ませ、7時30分から、順次、ツアーガイドに案内されて入山していく。 本日は6組程度らしい。 我々の組は最後から第2番目。 合計7名のツァー。 案内所内で、ツァー概要・注意事項の説明を受ける。 参加者には小冊子「五色ヶ原【カモシカコース:滝巡り】の自然」を渡される。 

午前6時40分、我々のグループが入山した。 山麓の<カモシカ>コースの通過順に写真でコース内容説明様に纏めた。  
ツァー案内所建物 五色ヶ原コース全体図 五色ヶ原概要 <カモシカコース>概要とコース概念地図
<シラビソコース>概要とコース概念地図 館内に展示されている剥製:五色ヶ原山麓の動物
広告ポスター コース入口 入口付近のルート両側の雑木林 テンナンショウ 地面に繁茂する植物群
「ミズメ」の巨木に絡みついたツル植物類 「ツタ」の葉 サワグルミの林 「カモシカコース」ゲイト前での説明


【スライドショー:第2部】
「五色ヶ原トレッキングコース」の一つ「カモシカ」コースは樹林帯の中を歩くコースらしい・・・・。 湿気が高く、シダ類が特に多く感じる。 それ以外でも兎に角、「植物ガイドコース」と言っても過言ではない!! 前日〜今朝までの雨でルートは滑りやすく、植物は多くの水滴を着ける。 視覚よりも相当に照度は低く、カメラの「ISO値」は400では困難で、「800」でもブレを起こしそうだ。 スタートから、ミズナラ、ブナ、コシアブラ、シラカンバ、サワグルミ等の雑木林帯を進む。

この一帯は、五月には「ニリンソウ」花道にあるらしい。 
「みこしの滝」道案内 ホタルブクロ 樹林帯下草として繁茂する「モミジカサ」(山菜) 小さい「沢」を渡る
「シラカンバ」の幹とその模様 ヤマアジサイ 「モミジカサ?」の蕾
「モミジカサ?」の花 「オオカサモチ?」の花 ガイドの植層の説明 名水?水場
「キハダの水場」で名水を味わう ウバユリの蕾 最後のツァーグループ 「オシバ」茂る沢筋ルート


【スライドショー:第3部】
午前九時前に、寒露水で喉を潤い、ミズナラ林、トチノキ、サワグルミ等の樹林帯を過ぎると、ダケカンバ帯となる。 その先で「久手御越谷」が右下に見えて来る。 沢に出るが、この流れは「久手御越滝」からの水らしい。 相変わらず、「オシダ」を中心とするシダ類が多い。 
「ウダイカンバ」と「シラカンバ」の違いの説明を受ける。 「ウダイカンバ」はシラカンバよりも幹が汚く、葉の数は多い。 
「オヒョウ」:葉の形が魚のオヒョウの形に似る 「カエデ」種類は多い 倒木に付いたコケ
オシダ シラカンバ 「マンモス」の頭蓋に見える木の根部分 「ウダイカンバ」:白樺とは異なる
幹は汚く、葉数は多い 奇妙なコケ オシダ 切株に生える幼木類 清流
トリアシショウマ 丸太橋は多かった 「久手御越滝」から流れる清流

『乗鞍山麓・五色ヶ原トレッキング:第2編』へリンク