温泉小屋〜三条の滝〜温泉小屋 |
昨日膝を負傷した長姉の五百枝さんを温泉小屋に残して、11時丁度に、「平滑の滝」・「三条の滝」を訪ねるために、少量の食糧・飲み物持参で出発。 むしろトレッキング未経験の末妹の美代子さんが疲労で残る可能性を想定したことはあったのと反対になった。 平滑の滝までの道はアップダウンは少ないが、何時もの様に「粘土質の道」がぬかるんで、滑りやすかった。 道中の綺麗な紅葉を背景に数枚の写真を撮影。 「平滑の滝」の直前の2本の梯子で2人が難儀するかと思っていたが、双方共にバランス感覚がよくスイスイと通過して11時30分に平舐めの滝に到着。 |
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温泉小屋〜平滑の滝間の紅葉 | 平滑の滝展望台 |
やはり今がこの滝を見るのは最適のシーズンだろう。 滝の白い泡・常緑樹の緑・処々にある楓の真赤・背景の山のブナの茶色が夫々に映える。 見物するハイカーの数も多過ぎず、ゆっくりと見物し、記念写真も思いの場所で撮影可能だった。 一度は「平滑の滝」に降りて流れに沿って歩いてみたい。 |
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平滑の滝の流れ | 一つの沢 | 苔の上の落ち葉 |
10分間ほど「平滑の滝」を眺めて、本番の「三条の滝」に向かう。 道は所々で急な斜面やぬかるんだ歩き難い場所が散在した。 「大橋沢」を超えてすぐ只見川の流れに近い場所(下の写真中央)に来た。 このあたりの紅葉は何時も素晴らしい。 もし「平滑の滝」を遡上するとすれば、此処から川に入り、上流を目指せば可能だろうか??? |
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黄色の紅葉 | 大橋沢の橋 | 平滑の滝〜三条の滝間の紅葉 |
御池方面(此処から3時間30分)への分岐点で休憩する人達を縫って通過。 急坂を下ると間もなく目指す「三条の滝」は直ぐ側だ。 直ぐ滝の音が聞こえ始めた。 ロープの付いた細い階段を2本下ると左手に水量豊かな「三条の滝」が松の幹越しに現れる。 流れ口は見えるが、滝壷は見えない。 滝の手前と向こう岸には鮮やか紅葉した小さい木々が見える。 此処が「第一テラス」で滝が展望しやすい場所である。 「第一テラス」に下りるには、この先に鎖の付いた階段があるが、10月25日過ぎには撤去されて5月下旬までは通行は難しくなる事を看板に書いてあった。 |
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常緑の松と紅葉のコントラスト | 三条の滝下りの眺め |
第一テラスは滝の全貌が見えるために、今日も沢山のハイカーで混雑している様子が途中の階段から良く見える。 殆どの人達は休憩を 兼ねて昼食をとるので動きがすくない。 12時丁度に「第一テラス」到着。 此処からの滝の眺めは素晴らしい。 滝の落下口と滝壷と分けてクローズアップして撮影したり、全体を広角で、水の流れの感じが出る様に手摺にカメラを乗せて、「1/25秒以下」の低速シャッターで撮影した。 |
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三条の滝の展望台の賑わい | 三条の滝の豪快な水流 |
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三条の滝壷 | 三条の滝周辺の紅葉 |
滝の周囲:上下・左右は全て断崖絶壁の岩場でそこの隙間に生えた木々の紅葉が滝の水の純白に映える。 テラスの滝川のコーナーが記念写真のホットスポツトで混雑すると順番待ちで、中々写真が撮れない。 先のパーティーの写真を撮って挙げて、自分達も同様にお願いするパターンが多い。 我々もこの手で3人を写して貰った。 スナックを彼女に貰い小休止。 今日は、合計20キロ近い距離の歩行を計画しているので余りゆっくり出来ず、15分後の12時15分に帰路に着いた。 10分位急坂を梯子等を上ると「御池方面分岐点」に着く。 往路でS通過したときに休んでいた人がまだ休憩を続けていた。 余程疲労したのか、道時間に余裕のある人だろう。 |
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滝落ち口 | 記念写真 | 三条の滝直上 | 御池方面分岐点 |
短い休憩にも拘らず、「2人」は元気にかなり早いスピードで急坂を登ってくれた。 大橋沢を越えてからが歩き難い道が続くが周囲の紅葉が其れを癒してくれる。 12時50分に「平滑の滝」到着。 三条の滝から35分間だから予定よりも早かった。 正に小休止で再度歩き始める。 困難な行程も全部過ぎて平坦地となった。 「兎田代分岐」も過ぎると、赤田代に入る。 「元湯山荘」を通過して、五百枝さんが待つ「温泉小屋」に13時5分到着。 素晴らしかった「平滑の滝」「三条の滝」に行けなかったのは気の毒だが、あの悪路は無理だった。 |
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大橋沢 | 沢周辺の紅葉 | 黄色主体の紅葉 | 視界が改善した湿原方面 温泉小屋 |
小生が持参した「ラーメン」と尾瀬ロッジの「オニギリ」半分ずつで昼食にすることにした。 温泉小屋の前庭には、立派なテーブル・椅子があるので全員そこに移動。 バーナーをセットしてお湯を沸かし「カップラーメン」に注ぐと直ぐ出来上がる。 空腹の身には、とても美味かった。 カップラーメン一個ではやや物足りないが、「オニギリ」で満腹した。 持参した「リンゴ」と「なし」の2個ずつを4人で分けた。 これで少しザックが軽くなるだろう。 後でコーヒーを呑んで昼食終了。 風も少なく、風防をつけると安定した炎が得られた。 少しかさばるが「トレッキング」には「風防」は必須用品だ。 略50分かけて昼食を完了。 パッキングをして、見晴小屋に向けて出発した時間は14時丁度。 天気もすっかり良くなり、日が照り始めた。 勿論雨具は全部脱いで、収納したのでとても歩きやすくなった。 |
【 トレッキングC:第2日(第3/3部) 】 <温泉小屋〜見晴十字路〜沼尻〜尾瀬沼>に続く |
『スライドショー』は下記をクリックするとご覧に慣れます。 |